
本編長/115分
発売日/平成21年9月
完売しました
原話は、江戸の笑話本「当世話」にある古い噺。
現代では夏は冷房、冬は暖房が当たり前となってしまったが、
この「青菜」は、冷房設備のない夏の寄席で暑さの中に涼を演出、提供、
また、小品ながら江戸時代からのお屋敷内や庶民の長屋の生活を
描いているという点から貴重な一席である。
江戸の時代から演じられていた噺といわれている。
軽い噺であるので前座噺と思われがちだが、
前座から真打まで幅広く演じられる寄席の定番。
むしろ名人上手が話しを楽しみながら演じると味わいのある噺である。
夏の噺の代表作である。今でも人気の古今亭志ん生、
昭和の名人といわれた鳳楽の大師匠三遊亭圓生など多くの名人上手が演じ、
現在も夏の寄席では必ずといってよいほど演じられている。
演者により演出が異なり落語の醍醐味を楽しめる人情噺である。