これがサリドマイドという薬です。
この薬を使って治療を受けたガン患者の病状は、驚くべき変化を見せました。
ガンが小さくなって楽になるなどです。
(注:ただし、ガンの種類・症状によって、効かない場合もあります) |
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 | では、なぜガンに効くのでしょうか。
もともと、ガンなどの組織は、新しい血管を作りながら成長します。
一方、サリドマイドには、血管が新しく作られていくのを止める、血管新生抑制作用(けっかんしんせいよくせいさよう)があります。
サリドマイドにあるこの働きが、ガン組織の成長を抑えるのです。
サリドマイドは、これまで簡単に治ることのなかった「末期」のガン患者にも希望を与えています。
(画像左上は投与前、左下は投与後です)
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しかし、サリドマイドはおよそ40年前、薬害で大きな社会問題となりました。
このとき、サリドマイドは妊娠中のつわりを抑える薬として使われていました。
サリドマイドが持つ血管の成長を止める作用が胎児の成長に影響を与え、奇形児が生まれたのです。
(画像右上は投与前、右下は投与後です) | 
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 | サリドマイドは、現在国内では承認されていません。
すべて輸入品で、年間15万錠以上出回ります。
しかし、輸入して使うことは法律に違反していません。
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今年1月東京では、サリドマイドに関するシンポジウムが開かれました。
この中で、かつてサリドマイドの薬害を受けた被害者達は、今の状況に対して不安を訴えました。
ところが、ガンでサリドマイドを必要とする人達もいるのです。
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 | 医師の間でも、サリドマイドに対する見解は分かれています。
効果を容認する傾向がある一方で、慎重論も根強くあります。
ガン患者の注目を集めるサリドマイドですが、まだこれを扱う病院は少ないです。
未承認薬のまま、輸入して使われることがまだ続く見込みです。
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スタジオで、このサリドマイドを使って治療を行っている沼津市にある愛鷹病院の羽田医師に話を伺いました。 (一部のみ抜粋)
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Q:サリドマイドの薬を使うことに対して、考え方が分かれ、使うことを躊躇する医師もいるのは、過去の薬害もあるからか?
A:そうですね。正しい使い方を知ってもらって、過去のデータを参照するなどして、間違った投与をしなければいい薬だと思う。
Q:現場などで、問題を抱えているか?
A:やはり副作用の面と過去の薬害が尾を引いていると思う。
羽田先生の問い合わせ先:愛鷹病院
〒410-0875 055−967−3711
沼津市今沢372−5
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