| 日本平でのお茶つみ体験、登呂遺跡での縄文時代の生活の体験、清水三保で遊ぶなど、一見、遠足や社会見学をしているように見えますが、実は、修学旅行をやっているのです。 |
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修学旅行は今、観光を中心とするものから、体験に変わってきています。
そして体験型修学旅行先として、注目を集めたのが静岡なのです。
今年は横浜や八王子、岐阜などから100校以上が訪れました。 |
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三保の松原や日本平など、美しい景観を誇る清水地区は昭和40年代までは、全国有数の観光地でした。
しかし、テーマパークに客を奪われた上に、不況の波が押し寄せ団体旅行が激減。
その中で、目をつけたのが修学旅行だったのです。
旅館や観光施設で作る静清教育旅行誘致協議会では、静岡・清水で子供が体験できるプログラムを冊子にまとめて、県外1000の学校に送りました。
そして、協議会では、旅行業者だけでなく、先生たちにも実際に下見に来て、プログラムを体験してもらうようにしました。ここに来たい、という強い気持ちをもってもらうには、子供に近い、先生に体験してもらうのが一番です。 |
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ちなみにこちらは海釣りの体験。この時下見に訪れたほとんどの先生は、海釣りは初めての体験でした。えさのミミズを掴むにも、おっかなびっくりの様子。インストラクターも、子供たちが訪れた時のようにつきます。
どのくらいついてくれるか、危険はないのか、実体験で感触をつかんでもらうようにします。先生たちからは、誘致する協議会と、現場で相手をするインストラクターが連携していることから、安心できるという意見もありました。 |
多くの学校が訪れるようになったといっても、課題もまだ多くあります。
修学旅行へは、一般の観光客とは違った配慮も必要になります。例えば、交通機関です。三保地区のバス路線は、清水駅が起点となるため、もし、久能山に行くとなるとかなりの遠回りになってしまいます。
旅行中、グループでの活動が多い学校では、アクセスを心配する声が必ず上がります。それに対して、協議会では「地元の情報を駆使して、柔軟な対応が可能です。心配はいらないと。」訴えます。 |
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しかし、修学旅行生が多く訪れるようになり、影響を受けたのは観光業界だけでありません。
ここは、清水インターから車で45分。「やすらぎ森」と名づけられた静岡市清水森林公園。
この地で行う新しい体験プログラムの打ち合わせです。
地元の人から提案されたのは、竹を使ってのもの。ご飯を炊いたり、炭を作ったり、器も自分で作る。
また、地元の農家の協力で、そば打ちやこんにゃく作りが体験できる。子供に大人気のプログラムです。
現地も人も、若い世代と触れ合えるとうれしそう。
また、修学旅行を契機に家族でキャンプに来ると言う人も増えていると言います。 |
こちらは、エスパルスのグラウンドで楽しそうにサッカーをする子供たち。
この日は、国体の少年サッカー開催のため、球技場はどこもいっぱい。
しかし、清水サッカー協会の協力で借りられました。 |
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まちづくりを進めてきた人たちも、この変化を感じ取っています。
もともと地域のために作った歴史の本が、修学旅行生の資料となり、その掲載先などに観光客が足をとめます。
地元の人間がもっと地元を好きになり、目を向けなくてはと話します。
実際、清水地区の宿泊者数は、ここ3年間で12万人も増えました。
地域のセールスポイントを見つけ、新しいターゲットを探り当てた協議会の成果は地域活性化の形を確かに示したといえます。 |
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