今年も行われた大道芸ワールドカップ イン 静岡。1992年から始まって、年々規模も大きくなり、観客の数もうなぎのぼり。
今年は4日間で、のべ148万人の人出がありました。
最近は、海外からの問い合わせが、実行委員会に殺到しているといいます。外国人パフォーマーの間で、「静岡の大会はすごく稼げる」という噂が流れているからだとか。
外国人が稼ぐ、この大会。静岡の経済効果は20億円強。短期間に、これだけのお金が地元に落ちるということは、当然悪い話ではなく、地元の商店街にとっても歓迎ムード。 |
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しかし、人が来たら来たで、通りは混雑。
常連の客にも迷惑がかかってしまうという贅沢な悩みも。 |
| そこで、人ごみを分散させたいと、例えば呉服町のスクランブル交差点で、やったりとか、新たな提案をします。しかし、幹線道路ゆえ、そこを通る交通量を確保しなくてはいけない問題もあるのです。 |
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今年は小学校のグラウンドなど、演技ポイントを増やしたものの、中心街には客が殺到してしました。静岡は大道芸のまちとして、定着しつつあります。
ところが、大会が終わってしまうと、ワールドカップ時の賑わいは幻のように思える淋しさ。 |
大会が単なるイベントで終わらないように、毎週芸の活動をする人たちが実はいます。
そこには静岡の大道芸を支えるもう1つの世界があるのです。 |
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ところで、そもそも大道芸ワールドカップの生みの親は天野進吾 前静岡市長です。
大道芸の大会をやることで、市民に少しでもまちというものに対する意識を変えてもらいたかったと語ります |
その狙い通り、静岡のまちを変えたいと思う市民が登場しました。
この番組でも何度か紹介している大道芸人「ひこ」さんもその1人。会社勤めを辞め、大道芸人に転職しました。おととしの1月には、NPOを立ち上げ、大道芸のまちづくりを呼びかけました。
資金はほとんど無いため、活動は派手ではなく、年に4回大道芸新聞を発行するのが今は精一杯のところです。 |
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今年の4月、静岡市の浅間神社近くの路上で、川崎市から来た芸人がパフォーマンスをしていました。
おいかどいちろうさんです。
商店街の主人の熱意に打たれ、格安のギャラで引き受けました。ちなみに、左の画像は力強い獅子舞です。 |
おいかどさんは、芸に対する客の反応はいい。静岡のまちにもっと芸人が登場してもおかしくはない。
一方で、ワールドカップが大きくなりすぎてしまい、見る側、演じる側に距離ができてしまっている。一発芸人というか、芸達者が次々と道端に出るようになると面白いと、語ります。
芸人を呼んだ主人は、大道芸ワールドカップの時は、芸人が沢山来ているが、それ以外は探してもいない。
年間を通して、大道芸人がいることが出来る場所があればと語ります 。 |
大道芸をするのに一番問題になっているのが、場所です。適当な商店街はありますが、許可をされているわけではなく、黙認してもらって、芸をやっているのです。
唯一許可されているのが、静岡市の青葉イベント広場。予約を入れれば使えることになっています。
ひこさんは大道芸で11月9日に予約。 |
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ところが、当日ひこさんは、違う場所にいました。その青葉イベント広場では、車の展示会がやっていました。急遽、市が差し替えたようです。 |
通常青葉イベント広場は、繁華街の真中ということもあり、年間150日ほどは何らかの予約が入っています。使用料は半日で、2万2400円から。大道芸で使う場合は無料で利用できます。
ところが、いくら早く予約してもあとで有料の申し込みがあった場合には、市との約束で、キャンセルになるのです。 |
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やろうと思えば、どこでもできるのが大道芸だと思いますが、なぜ「公認」にこだわるのでしょうか?
「公認」されて大道芸人のやりやすいところがあることで、大道芸が定着する、そうでなければ別の地にパフォーマーが流れてしまうとひこさんは語ります。
経済効果、まちの活気など、大道芸ワールドカップの意義は大きいです。しかし、それは大道芸が日常的に定着してこそ、効果を発揮するものです。
ひこさん達静岡の芸人はまちに人を集め、週末の静岡を笑いで元気にしてくれます。 |
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