<時代の空気を伝えるジャーナリズム>

「アクセス!静岡・土曜スコープ」は2001年4月にスタートし、只今3年目に入っています。

月〜金のSBSテレビ夕刊では伝えきれない「ニュース」や「企画モノ」をもう一度時間をかけてじっくり伝えようとするSBSの報道特集です。静岡に関するニュース・出来事を詳しく紹介したり、ニュースをヒューマンドキュメンタリーにしたり斬新な切り口で特集を制作しています。

これまで放送してきたものには「静清合併までのドキュメント」「松菱自己破産の日・ドキュメント」「大道芸人の人生」「アフガン現地リポート」「大物中学生力士の挑戦」などがあり、政治・経済・話題・スポーツ…様々なジャンルにカメラが鋭く、時に優しく入り込んできました。放送は生。スタジオゲストに森田実さん(政治評論家)、松木安太郎さん(サッカー解説)、山本昌邦監督など第一線で活躍する方を招いて「今」を熱く語ることもしてきました。

今後も土曜スコープは「静岡の今」にこだわり、SBS報道班が総力をあげ時代を鋭く斬っていきます。みなさまの温かいご支援をお願い申し上げます。

土曜スコープ プロデューサー水鳥誠
 



毎週土曜日 18:00〜18:30

澤木久雄キャスター
誕生日 10月21日
血液型 A型
出身地 浜松市
中澤志月キャスター
誕生日 10月1日
血液型 A型
出身地 埼玉県






番組の内容
12月20日(土)「あなたも狙われる!街頭犯罪の手口とは」

次回は後を絶たない「犯罪」について。特に女性が被害に遭いやすい犯罪にスポットを当てます。路上でバッグなどを引っ手繰る、痴漢行為、連れ去りなど挙げたら切りがないくらいですが、女性が夜ひとりで街を歩けることこそ「安全」を誇れる街なのだと思います。恋人や老夫婦が安心してデートできる街、まちづくりでこのことを意識できるかどうかがこれからの政治家の条件でしょう。


街頭で、女性が被害者となる犯罪が増えてきています。県警の調べによると、例えば、ひったくりの発生件数は、
平成元年が80件、去年は588件とおよそ7倍に激増しています。

被害者のうち、9割は女性です。
ひったくりの主な手口は、自転車やオートバイを使い、すれ違いざまにバックを奪っていく、アッという間の犯行です。
守る策として、バックを車道と反対側の肩にかけたり、
ひったくりにあった時転倒する可能性はありますが、たすき掛けにするのも手です。
痴漢などの犯罪も多く起こっています。被害に遭うと、心に深い傷を抱え込んで、外に出歩くことがいやになったり、人に知られたくないということで、警察などに訴えることができず、1人で悩んでしまう場合が多いようです。

このような被害者の心の傷をアウターケア−する機関があります。NPO法人の静岡犯罪被害者支援センターです。電話相談や、臨床心理士など専門の知識を持ったボランティアがカウンセリングに応じてくれます。
では、痴漢などから身を守る方法はないのでしょうか。静岡中央署で護身術を教えていただきました。

(1) 後ろから襲われ、抱きつかれた場合

普通「キャー」と言って、しゃがんで、身を小さく丸くしようとしますが、それはいけません。

まず、ひじを曲げて、上に持っていきます。次に、かかとで、相手の足を踏みつけます。
(2) 前から襲われ、両手を掴まれた場合

まず手をパーの形にします。
次に、手のひらが外になるように回して、上で手のひらを合わせ、相手に向けて開くのです。
次は、誘拐です。今年、県内で小学生誘拐事件は5件起きました。その被害者は全て女の子。目的は、身代金ではなく、ほとんどがわいせつです。誘拐ではない、わいせつの事件と合わせても、高校生までの女の子が被害者になっている件数はわかっているだけでも相当な数にのぼります。

では、なぜ少女を襲う事件が増えるのでしょうか?
犯罪心理に詳しい、静岡県立大学看護学部西田教授によりますと、少女を汚れのない、マドンナとして、聖女として攻撃したいというのが根っこにあるようです。
街がどんどん物騒に思うようになっていく中で、自分たちの町は自分たちで守ろうと取り組んでいる人たちがいます。三島市立南中学の生徒たちです。「MLS」、みなみライフセイバーズという組織を作り、彼らは毎朝、街頭にたち、挨拶運動を行っています。

挨拶をすることで、お互いを知り、地域社会を活性化し、それが安全への第一歩と考えています。MLSのメンバーは、昼休み、近くの幼稚園や小学校などに出かけ、園児らと遊びながら、交流も深めています。
自分の身を守る防犯グッズとして、まず思いつくのが防犯ブザー。今や小学生の必需品となっています。ホームセンターなどでも、色々な品が置かれるようになり、よく売れる商品となっています。

しかし、その防犯ブザー。ランドセルにぶらさげている子がいるようですが、いざという時には、手が回らず取れないことがあるようです。ズボンのポケットの中や、ベルトを通すところの近くなど、必ず手の届くところに置くことが重要です。
県立大学の西田教授は、防犯ブザーだけに頼ることなく、大きい声を出すことが重要で、そのためには、日頃から大きい声を出す練習をすることが必要と話します。

その声は、甲高いものでは効果がありません。低い声、地声で出すことが求められています。

   【澤木キャスター今週の総括】
日本の治安はなぜこんなに悪くなったのか。統計を見てもここ十数年で悪化の一途だ。刑法犯は数の上ではここ何年か減少傾向にあるが、凶悪犯や女性に対する事犯はエスカレートする一方だ。こんなに犯罪が増えては日本のイメージは悪くなるし、観光立国を目指そうとする政府にとって大変なマイナスだ。

いやそれ以上にわれわれ国民だってイライラ、不安、不満が限界に達する。この問題は景気浮上より大切なことを政治は知るべきだ。様々な要因があることは想像できるが、社会が悪いとか、教育が悪いといったことでなく具体的な犯罪撲滅、検挙向上策をどうかして望みたい。それには我々が犯罪に対して強気に出ることも必要だし、勇気を持つことも大事だ。地域の連帯も必要だ。

それは分かるが、敢えて言いたい。小さな犯罪にも関係当局が力を注いでもらいたいということだ。社会不安の軽減が世の中の安寧や幸せ感を広げ高めるという観点に立って欲しいとつくづく思う。



   【中澤キャスターの一言】
女性が狙われる・・・。なんだか物騒な世の中になってしまいました。県内の犯罪件数の激増といったら驚きです。
ひったくりなんて、10年で7倍ですよ!?どうしてなんでしょうか?
やはり地域のコミュニケーションが少なくなってきたのも要因の1つなのかもしれません。

なかなか怖くて声ってでないものですが、VTRの中にもありましたが、「キャー」ではなく、「ア〜!」と低い声を出す!!、これは新発見でした。なるほど。高い声を出しても、逆に喜んでしまう犯人もいるかもしれないし、低い声を相手に出されたら、一瞬びっくりしてひるむかもしれないですよね。これは頭の片隅に留めておきたいなと、思いました。

でも、果たしていざという時に、思い出せるのかしら…?
そのような状況に遭遇しないことを願いたいです。また、これから犯罪が少なくなるよう、協力し合って防いでいきたいものですネ。



   【取材記者の裏話】
性的犯罪に遭った女性の心は被害の大きい小さいに関わらず傷つけられるものです。臨床心理士の方のインタビューで被害を受けた女性は心の傷の他、食事が喉を通らなかったり、不眠症になったりと日常生活にも支障をきたすほどの傷害も負ってしまうということでした。

また男性恐怖症や対人恐怖症になり引きこもってしまう被害者もいるということです。この種の被害は、他人に知られたくないため、誰にも言えず一人で悩みを抱えてしまうケースが多いようです。

加害者は逆にそこを付いて来るのかも知れません。本当に許し難いある意味殺人事件以上に卑劣で残酷な犯罪と言えます。また、許せないのが判断能力が低く、力のない少女を連れ去り、わいせつ行為を行う犯罪です。この手の犯人は同年代、または成人の女性に相手にされないため、汚れのない少女を襲う傾向にあると、専門家は話していました。

あらゆる犯罪の中でも、強姦、強制わいせつなどの性犯罪はとにかく許し難い犯罪として力の弱い女性や子供が被害に遭わないよう地域ぐるみで防犯に取り組まなければなりません。

取材:清水英之




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