イラクに派遣された陸上自衛隊に注目が集まっています。しかし、私たちは自衛隊をどれほど知っているのでしょうか。
今回、土曜スコープでは、御殿場市にある駒門駐屯地を取材することができました。ここには、第1機甲教育隊という戦車部隊員になるための教育部隊があります。20代の若い隊員たちが住み込みで訓練を受けています。
今回取材をさせてもらったのは、陸士長と呼ばれる階級の方々です。昔で言うと、上等兵。陸曹という軍曹クラスの階級を目指しているので、陸曹候補生、または陸曹候補学生と呼ばれます。彼らは、全員、戦車部隊に配属が決まった精鋭たちです。 |
駐屯地の朝は6時に始まります。朝は時計との勝負。寝ぼけている暇などありません。
営舎と呼ばれる宿舎の前にダッシュで集合します。朝の点呼がです。点呼が終わると、再び部屋に戻って、ベットメイキング。シーツの折り目をピシッと整え、小さなゴミもあってはいけません。
6時15分には、食事。一息したいところですが、6時30分には朝の稽古が始まるため、ゆっくりはできません。早食いがくせになっているのです。 |
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さて、この駒門駐屯地の特徴のひとつとして、戦車の保有台数が国内で2番目に多いことが挙げられます。
戦車乗りになる人は、ここの第1機甲教育隊で基礎をみっちりと仕込まれます。敷地内にある運転免許教習場で使っているのは本物の戦車です。これで大型特殊免許が取れるのです。 |
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右の画像は武装しての障害走。
綱上り、ハードル越え、ほふく前進など多数。重い物を身につけているけれども、スピードはかなりのもの。
しかし、何度も続けていると、疲れが見え始めます。腕に力が入らなくなる者もいます。 |
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校舎のような建物の中では、教官の講義を受けます。
戦場での心構えなど、知識をたたき込まれるのです。また、災害派遣時にやることも教わります。
憶えることは山ほどあります。 |
こんな毎日が続く彼らですが、なぜ自衛官になったのでしょうか。見た目のかっこよさ、自衛隊の活動を目の当たりにして惹かれたなど沢山あります。
彼らに聞いてみました。
「一生自衛官という職業をやってみたい方」
全員の手があがりました。 |
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では、イラク派遣について、
「自主的にイラクに行きたいと思う方」
これは意見が分かれました。
しかし、命令とあらば行くと答えたのは全員でした。 |
駐屯地の裏に広がる東富士演習場。ここで陸上自衛隊員の必修科目を学びます。
戦車部隊とはいえ、基本となる普通科、つまり歩兵の動きを知ることは大事なことです。 |
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いよいよこの日の訓練である、接敵行進が始まります。
味方の部隊が行進中、敵と接触した場合、最前線の班が露払いをします。軽微な相手なら、銃で蹴散らしますが、大きければ小隊長に速やかに報告をしなくてはなりません。 |
各人が交代で、班長になって訓練を行います。
1回目ということで、慣れていないこともあり、色々なミスを犯してしまいます。 |
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この時は、道路沿いで終結してしまった時のもの。これでは、敵に見つかりやすく、すぐ餌食になってしまいます。
次の時には、この失敗を次に生かしたいところです。 |
次は戦車を使った訓練です。
日本の主力戦車は74式戦車、4人乗りです。
弾を込める装填手(そうてんしゅ)。
運転をする操縦手。
狙いを定め、弾を撃つ砲手(ほうしゅ)。
そして指揮を執る車長(しゃちょう)
が1チームとなり、戦車を動かします。
1両の戦車で、いかにうまく敵を撃破できるか、車長の力量を問う、重要な訓練です。
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機甲科には戦車部隊と偵察部隊があります。
今度は偵察訓練、斥候(せっこう)です。
訓練の任務は、数キロ先に潜む敵地にそっと潜入し、情報収集を行うことです。
敵の潜伏地付近には夜忍び込みます。真っ暗闇の中を、目をこらして進むのです。 |
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第1機甲教育隊を束ねる駐屯地指令は、
「最近入ってくる隊員たちは、間違いなく優秀です。」
と、若い隊員について話します。
「国民の自衛隊というのがキーワードです。色々な役割が自衛隊に求められてきて、それを果たすのが本分です。私たちの活動を広く国民に知っていただきたい。」
と語りました。 |
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