<時代の空気を伝えるジャーナリズム>

「アクセス!静岡・土曜スコープ」は2001年4月にスタートし、只今3年目に入っています。

月〜金のSBSテレビ夕刊では伝えきれない「ニュース」や「企画モノ」をもう一度時間をかけてじっくり伝えようとするSBSの報道特集です。静岡に関するニュース・出来事を詳しく紹介したり、ニュースをヒューマンドキュメンタリーにしたり斬新な切り口で特集を制作しています。

これまで放送してきたものには「静清合併までのドキュメント」「松菱自己破産の日・ドキュメント」「大道芸人の人生」「アフガン現地リポート」「大物中学生力士の挑戦」などがあり、政治・経済・話題・スポーツ…様々なジャンルにカメラが鋭く、時に優しく入り込んできました。放送は生。スタジオゲストに森田実さん(政治評論家)、松木安太郎さん(サッカー解説)、山本昌邦監督など第一線で活躍する方を招いて「今」を熱く語ることもしてきました。

今後も土曜スコープは「静岡の今」にこだわり、SBS報道班が総力をあげ時代を鋭く斬っていきます。みなさまの温かいご支援をお願い申し上げます。

土曜スコープ プロデューサー水鳥誠
 



毎週土曜日 18:00〜18:30

澤木久雄キャスター
誕生日 10月21日
血液型 A型
出身地 浜松市
中澤志月キャスター
誕生日 10月1日
血液型 A型
出身地 埼玉県






番組の内容
3月20日(土)「メークアーティスト」

今町を行く若者(こういう表現をするのは古いらしい)の髪を見て欲しい。一見ボサボサ頭のようでいて実はすごく手を入れているのが解るかな?
ジェルやワックスでそれこそ流れに微妙な変化やシルエットを創造しているのだ。それから顔へのメイクも。ナチュラル志向はかなり前から見られるけど、 そのなかにセクシーさや、可愛らしさを表現している。みんなほんとうに顔づくりが上手くなったものだ。
そこで次回は美容のお話。メイクスクールを全国に広げようと奮闘する男性の物語だ。今、ヘアカットもマッサージも短時間で行なう店が増えている。 メイクもスピードで勝負できないか・・・。さてどんな展開になるかお楽しみに。


今回の土曜スコープは、静岡で新しいメークのスタイルを作り出そうとしているあるメークアーティストを追いました。
メークアップアーティストの徳差敦子さんです。
向かった先は、静岡市の新静岡センター内のブティックです。

ここで、徳差さんは、メークボックスを広げ出しました。
顧客の皆さんにメークをして、きれいになってもらうという試みです。
今年のトレンドを取り入れたメークをお客さんに提案します。お客さんは、いつもと違う自分を発見し、満足した様子です。
徳差さんは、静岡市にあるメークアップとカラーコーディネートのスクール「エコール・ドゥ・クラージュ」の学院長を務めています。スクールがこのような出張サービスを始めたのには、訳があります。
生徒数が減ったという問題も抱えていますが、メークアーティストが活躍する場を増やしていこうという狙いがあります。
「メークアップについては、免許制ではなく、キャリアを積んでいかなくてはいけない。
しかし、キャリアを積むには、静岡では難しい」と徳差さんは話します。

また、スクールの代表取締役である、徳差和則さんも、
「学んだ後をどうするかが課題となっている。メークには、女性の関心・需要が大変高いので、勉強した人たちの活躍する場を、自分達で創造していかなくてはならない。」
と問題点を指摘します。

そのヒントは東京にありました。
こちらは、いま注目を集めているメークスタジオ、「15min biew’s(フィフティーン ミニッツ ビューズ)」です。

ここのキーワードは「15分」!
プロのメーキャップアーティストがわずか15分で希望のメークを完成させます。

ここなら新色を使ったトレンドのメークが体験できます。
1998年12月に1号店がオープンしてから、現在は首都圏を中心に5店舗に成長しました。

こちらは、世界の女優も愛用するイタリアの化粧品ブランド「マディーナ」です。
ビューズは独占契約を結んでいるため、日本で手に入るのはここだけです。また、自社製作の化粧水や美容ジェルも 重要なアイテムです。

短い時間でお肌を整えるスグレモノ!
ニーズにあったオリジナル商品を積極的に使うことで、メークスタジオのイメージを強力なものにしています。
徳差さんは、
「プロのメークアップ・アーティストにメークをしてもらい人はたくさんいるはずで、そこにお金が動いても然るべき。そういうような場所を作りたい。」
と、静岡で新しいことを仕掛けたいと考えているようです。
時代が要求するメイクアップ・アーティストを育てているスクールに、なぜ人が集まらないのか…その理由を徳差さんは、「静岡でもきちんと勉強はできる。何が足りないかというと、イメージという部分と、勉強した先ではないか。」
と分析します。
メークスクールのイメージアップのため、フリースタイリストのボンジョルノ三浦に相談をしました。

ボンジョルノ三浦は、海外研修を始めることを提案しました。彼のコネクションを活用して、早速、ミラノのヘアメークスクール「チェントロ・スティル・モダ」と接触を図りました。
モードの中心で完成を磨き、自信を持って活躍する。
そのための道筋を作りたい…。
ミラノでの海外研修を実現させるため、3月上旬、2回目の交渉に臨みました。「チェントロ・スティル・モダ」には、
イタリアのテレビ・映画など、ショービジネスの世界で活躍するアーティストが沢山いて、流行の最先端を行くスクールとして、国内外から注目されています。

1ヶ月あまりで交渉は成立し、異例のスピード契約です。
ミラノとの関係ができて、スクールのイメージアップにつながると徳差さんは期待しています。
スクールの充実と共に、その先のことも考え、実績を作らなくてはいけません。
静岡市にあるブライダルの衣裳を専門に扱う「PUR (ピュール)」ここで、クラージュのスタッフは、花嫁になる人に、カラーやメイクのアドバイスをしています。

お店の人は、「同じ『白いドレス』といっても、ピンクがかったものや、黄色っぽいものまであるなど、衣裳はバラエティに富んできつつある。その中で、きれいなお嫁さんを作り出していきたいし、一歩二歩先を行く、新しい発信の基地として、バックアップをして欲しい」と話します。
クラージュでは、海外研修のほかに、もうひとつ新たな企画を進めています。

東京の「15min biew’s」をヒントにしたもので、「メークアップバー」です。ポイントメークから、フルメークまで
気軽に体験できるのがウリです。服を買いに来たついでメークを、メークしに来たついでに服を見る。
そんな相乗効果を狙っています。
そして、その場所は、店舗内のわずかなスペースに、設置させてもらうというもの。これなら家賃が要りません。

1対1で、お客さんと接するため、アーティストにとっても良い刺激になります。
徳差さんは、
「このメークアップバーは受け入れられると思う。まず、地元静岡でこのスタイルを確立して、そして全国へと広げていきたい」と話します。

スクールのイメージアップのために立ち上げた海外研修と、アーティストの活躍の場を広げる「メークアップバー」。この春、新しいビジネスがスタートしました。

   【澤木キャスター今週の総括】
「どんな厚化粧より、素顔の君が素敵だ。」なんてことを言った覚えのある人いないかな?ところが女性は好きな彼にそう言われても化粧に拘る。男というのは今のことばに精神的な意味合いを込めるから本当にスッピンがいいかと言われると困るのだ。心は「素顔」で、顔はほどほどに塗ってそれこそ「アップ」して欲しい、そんなところが本音なのかと思う。

しかしプロの技術というものはすごい。これは顔のメークに限らず、ヘアーにも言えることだ。僕も美容師に憧れたことがあったけど、あなたの太い指は繊細な美容師に似合わないとある人に言われて諦めた。そんなことはともかく、この業界もなくてはならない存在にしては評価が低いというべきか。

静岡にどれだけの市場があるのか、静岡市民というのはプライド高い市民性で「美」とか「食」「ファッション」にもある程度のものを求めたがるところがあるから、提案力さえつければ、将来性に富む仕事だと思うのだけどどうだろうか。要は静岡でメークをしてもらうということが評判になるかどうかだ。それは業界の集積も必要。
あそこに有名なアーテイストがいるとどれだけの人に思わせるか。第二、第三の徳差さんを生む必要がある。



   【中澤キャスターの一言】
メイクは、女性にはとっても興味のある分野。
私も仕事上、メイクの仕方には気を遣っています。でも、どうしても毎日一緒の色使いになってしまいがちなんですよね。今日は勉強になりました!こんな風に合わせるといいのねぇ、と大発見。やはりプロにしてもらうと、違いますね。

メイクバーは、ちょっときれいにしてお出かけしたい時には、気軽に立ち寄れていいですし、徳差さんが準備している留学も、とてもいい試みだと思います。ミラノでの研修は、日本とのセンスや技術はやはり違うでしょうし、何よりも自信につながります。同時にライセンスまで取れるなんて、とってもお得!

興味のある方は、是非挑戦してみてはいかがでしょうか?さて、私はターコイズのシャドウを買いに行こう〜っと。



   【取材ディレクターの裏話】

プロの技はホントにすごい!シミも隠しちゃうし、おメメもぱっちり!そんな素晴らしい技術には高い価値があるはず。
ここに着目して、静岡市のメークスクールが新しい事業に乗り出しました。いつでも気軽にプロのメークが体験できるという「メイクアップバー」が新静岡センター2階の「モア」に誕生しました。

ポイントメークは15分、1500円。フルメークは30分、3000円。眉カットなら10分、500円。これなら男性も利用できます!静岡で新しいサービス業は定着するのでしょうか。東京では、メークのサービスがビジネスとして成功しています。取材した「15min biew’s (フィフティーンミニッツ ビューズ)」には平日の昼間にもひっきりなしにお客さんが訪れます。

就職活動をしている学生や、デート前のOL、お出かけ前のマダムなど。ビューズでは、メークアーティストの教育が徹底していて厳しいテストに通らないとお店に出ることはできません。ビューズでしか手に入らないオリジナル商品も魅力的です。化粧水の「2H20」、万能美容ジェルの「カロチーノジェル」はソニプラに売っているので興味のある方はご覧下さい。

メークスクール「エコール・ドゥ・クラージュ」が手がけるもうひとつの事業は、ミラノでの海外研修。提携校となった「Centro Stile Moda」はテレビで活躍するアーティストが多く、モードの空気を吸収できると期待しています。
イタリア人との交渉は一筋縄ではいかないようですが、静岡の小さなスクールが単独交渉で契約を取った事は評価できると思います。「エコール・ドゥ・クラージュ」は、これからがビジネス本番です。そして私たち女性は、さらなる美を求めて輝きましょう!

取材:戸田友美子




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