
| 映 像 詩 | 静岡の祭り |
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「川奈の万燈今昔物語」(伊東市川奈)=10月25日放送 |
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今回の万燈取材の視点は祭りの変化とそれに伴う断片の強調にありました。 川奈、東町の杉山さんにお話を伺って感じたのは昔から続いている祭りにも変化があるということでした。 以下、原稿と照らしていくとその変化が分かります。 ![]() 伊東市、川奈力持ちの為のお祭りが開かれます。 彼らが持つのは万燈(まんどう)。 川奈の3町内、小浦、宮町、東町の若者達が万燈を振り力比べをします。 川奈は日蓮上人が流された土地として知られています。 神社仏閣が多く、特に有名なのが小岩屋という洞窟。 日蓮上人がかくまわれていた場所として奉れています。 ![]() ここ三嶋神社の例大祭は港町、川奈の漁師達が大漁を祈願した祭りです。 万灯はその昔、漁師の力比べの道具でした。 しかし、今では若い漁師の数は減り万燈を持つのは殆どサラリーマンです。 私のイメージした万燈を持つ猛者とのイメージとはちょっと離れた若者が多かったです。 ![]() 祭りに振る万燈の練習が行われました。 川奈では若い漁師の数は減り、サラリーマンが増えています。 昔は120キロもあった万燈。今はせいぜい70キロ。 若者の腕力は落ちています。 ![]() ![]() ↑万燈を持たせてもらいましたが私ではとてもとても持ち上がりません。本気でやったら後の取材ができなくなったでしょう。 現在の我々の生活で70キロもの物を持つことはなくなりました。昔は何かとそういった機会はあったのでしょう、そんな港町でこの万燈が出てきたのはごく自然な気がします。 ![]() 私が驚いたのは取材を受けていただいた杉山さん61歳が若者がヨロヨロともっていた万燈を楽々と持ち上げ、パフォーマンスを見せてくれたことでした。多分20年以上も開きがある年齢であれほどの力の差があるとは・・・ 取材のポイントをここにおこうと思ったのはその時でした。 ところで70キロといえば大人一人分。 持てない重さではないと思うのですが・・・ 仕掛けは万灯の化粧幕の中にありました。 昔はイカリや石を入れバランスを崩していたそうです。 しかし、今はそんなことはしません。 万燈を持つのは力持ちの漁師ではなくサラリーマンだからです。 ![]() まさか万燈の中に薪が仕込んであるとは思いもよらぬ断片を見るのが取材の面白さです。 神が乗り移った神輿を警護するのが万燈の役割。 その神輿を2階から見ている人がいます。 暴れ神輿を上から見る行為は神を見下ろすこととなり、忌み嫌われました。 私が撮っているこの画も昔はタブーとされた視点だったわけです。 ![]() このディテールの面白さを2階からの画で表現しました。 祭典の花形、万燈振りが始まりました。しかし・・・ ![]() この日は風が強かった。 万燈をうまく触れない様子を撮影後・・・ しかし、長老は圧巻。 川奈三嶋神社例大祭。この祭りには時代が変わり、風習が変わり、万燈を持つ人は変わっても力比べを通した人々の町に対する思いが息づいています。 ![]() 取材に応じてくれた杉山さんほか東町、宮町の皆さんに感謝します。 しかし、年輩の方に(失礼!まだまだですが・・・)ああいったパワーを見せ付けられると自分たちがいかに駄目かってのが良く分かります。 私なんかカメラだって重いと思ってるんですから・・・ (リポーター・斉藤哲史)
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