テレビ夕刊
野路毅彦の気になった特集週1便

【2003年6月第2週】

6月11日(水)、8ヵ月に及ぶヨットの単独世界一周レース「アラウンド・アローン」を完走した白石康次郎さんのインタビューをお送りしました。

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白石さんは、東京・赤羽生まれの鎌倉育ち。神奈川県の水産高校卒業後、松崎町でヨットの改造など冒険の準備に取り組みました。

その資金も実績もない若者の夢を応援したのが伊豆の人達です。

そして、白石さんは平成6年に2度の失敗を乗り越えて、松崎町を発着点に、史上最年少で、単独無寄港の世界一周を達成します。

松崎の港にはそれを記念する陶板の碑が残されています。

白石さんの優れている所は、「夢の説明能力」です。

最初は、個人的な思いである夢を、多くの人達のシンパシーを得て応援してもらう。

そして、白石さんを応援することで、その夢が応援する人達自身の夢にもなっていくのです。

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ですから白石さんは、航海中の記録映像収録やインターネットによる交信も欠かしません。

ただでさえ苦しい、24時間気のぬけない航海の中で、そのような作業は、面倒なことに違いありません。

でも、白石さんは、自分の夢は多くの人と共有しているものであること、そして、自分の航海の様子を多くの人に伝えることが、その人達の支援を得て次の夢の実現に繋がることを知っているのです。

また、白石さんはその収録や交信の作業を「面倒」ではなく、苦しい航海の中の恰好の「気分転換」と捉えている風があります。

8ヶ月間、誰とも出会わない圧倒的な孤独の中で、精神的に安定した状態を保つためにも、「誰かに(実際にはカメラに)話し掛け、(インターネットで)誰かが話し掛けてくれる」状況を作り出しているのだと思います。

暫くは「休みたい」と話した白石さんですが、次はどんな夢を共有させてくれるんでしょうか?

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2003.6.21 更新




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