テレビ夕刊
野路毅彦の気になった特集週1便

【2003年7月第4週】

7月31日(木)、静岡高校が4対0で浜名高校を下し4年ぶり21回目の甲子園出場を決めた決勝戦をお伝えしました。

先週のこのコーナーで、「浜名の松下投手は安定感抜群」と書いたのですが、決勝では、本来の思ったところへのコントロールが発揮されませんでした。
準決勝までの6試合で9本のホームランを放った静高打線が、松下に無言のプレッシャーを掛けたのかもしれません。
一方、静岡高校・川口投手は、準々決勝の御殿場西戦に続いての素晴らしいピッチングでした。
3回戦磐田西戦、4回戦磐田東戦では、土俵際まで追いつめられた静高でしたが、準々決勝以降の失点は1と、見違える投手力になりました。
特に、準決勝・日大三島戦では、鶴田投手が、不安定だった立ち上がりのピンチを切り抜けて波に乗っての完封劇。決勝は、中3日の登板という川口の万全なコンディションを作ったのは、鶴田の力ということも言えます。
さあ、甲子園!
初戦の先発は、やはりこれまでの安定性からいって、サウスポーの川口でしょう。しかし、鶴田もその最速145キロに達しようかというストレートや高速スライダー、フォークボールなど、全国の舞台で見てもらいたい逸材です。
では、リリーフ登板?うーん、鶴田は、何でもない所でフォアボールも有り得るピッチャー、1回戦興誠戦や4回戦磐田東戦では、ハートの弱さも見え隠れしました。つまり、リリーフにはどちらかというと不向きな投手だと思うのです。
だから、鶴田には、1勝を挙げた後の、つまり、チームとしての肩の荷が半分下りた後の、プレッシャーが小さくなった2戦目の先発として投げさせてあげたい。
鶴田投手!投球フォームの善し悪しをあまり考え込まず、コーナーワークやコンビネーションに拘らず是非、本来の自分らしいボールを甲子園のマウンドで思い切り投げ込んで下さい。君のボールは、例え真ん中に行ってもそう簡単に打たれる球ではありませんから。



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