| 6月30日(水)、プロ野球・近鉄バファローズの買収に、インターネット関連事業の「ライブドア」が乗り出すことを表明したニュースを、テレビ夕刊でも、短くですがお伝えしました。
バファローズファンにとってみれば、チームの愛称と本拠地と選手とが残る形になるかもしれないという、救世主に、「ライブドア」の堀江社長が見えたことでしょう。バファローズファンに限らず、パシフィックリーグファンにとってみても、「これで、来季も6球団が維持できて、パリーグも存続できるのでは」という希望が出てきたニュースでした。ところが近鉄側は、「ライブドア」からのオファーを簡単に断ったというのです。オリックスとの合併の話が具体的に進んできたところだから、それを白紙に戻すのは難しいという判断なら、分からなくもないのですが、実は「ライブドア」のオファーは、近鉄の「球団名売却計画」が頓挫した直後にあったというではないですか。
なぜ、「ライブドア」への身売りは、検討されなかったのでしょうか?
ここからは、近鉄のコメントではなく、巨人の渡辺オーナーのコメントを拾うことになるのですが、「僕の知らない人が、球界に入るわけにはいかないだろう。金を積めば、球団が持てるというわけじゃないんだよ。プロ野球は」という発言。まるでプロ野球は「財界のおもちゃ」とでも言わんばかりでまったく、ファン無視もはなはだしい。それに、ナベツネさんが知らない企業家だからこそ、今、球団を持って、名前と中身(企業活動)をPRしていくメリットがあるんだ、という発想がないのが不思議でたまりません。
近鉄も、「どうにかして、赤字の球団経営をやめたい」というのが一番にあって、ファンに望まれている新しい形は何か?とか、長年プロ球団を経営してきた意地やプライドが、ほとんど感じられない対応でがっかりしてしまいます。
例えば、これまでも、セントラルリーグの球団が目先の損得にとらわれることで、ファンには異論がないはずの「セパ交流戦」の提案も潰されてきました。プロ野球全体の活性化、または、初めにファンありきの発想に転換できない限り、新しい1リーグ制がスタートするなどしても、プロ野球の人気低下・地盤沈下が続いてしまうでしょう。 |