| 映 像 詩 | しずおか |
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| 静岡市出身の版画家、海野光弘の作品です。日本の原風景を独自の構図と手法によって描き、1977年にこの作品が、国際的にも有名なスイス美術賞を受賞しました。 |
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海野は1933年、静岡市に生まれました。中学の時に、かえるの小版画集を作り、テレビに出演するなど、天才版画少年として知られていました。その後も版画家として着実に力をつけていきました。 |
| しかし、21歳のとき、人間関係から精神的に不安定となり、2年ものあいだ、作品を全く作れなくなりました。 | ![]() |
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そして、ようやく出来あがった作品が『壁』。それまでの作品とは全く違い、当時の苦悩が表現されています。海野の妻、花告枝さんによると、海野は結婚して精神が安定すると思っていたのですが、なかなか安定しなかったそうです。そんな中できた作品が「壁」でした。 |
| そういう時期に訪れたのが、静岡市の「宇津ノ谷」でした。ここで海野は自分の版画の原点を見出し、次々と作品を作りました。 |
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宇津ノ谷をきっかけに、海野は全国にスケッチ旅行に行くようになりました。 |
| 陰刻法といわれる、光と影を匠に表現した海野の技法がここから確立され、古民家を中心とした日本の原風景を、見事に描きました。そしてその後、『縁通し』で国際的に認められる、版画家となったのです。 | ![]() |
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世界的に評価された版画家、海野光弘。彼の描く日本の原風景は、ここ宇津ノ谷にあったのです。 |