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12月15日放送  大須賀町 伝統の砂糖

冷たい風が吹き始めるこの時期、大須賀町の畑では、この作物の収穫が最盛期を迎えています。

収穫しているのはサトウキビ。大須賀町の名物「よこすかしろ」の原料です。

この土地にサトウキビ作りが伝えられたのは江戸時代。砂糖は庶民の口には入らない貴重なものでした。当時の藩主は、栽培に適したこの土地で、サトウキビの精製を広めました。

地元の精製工場です。精製の仕方は昔と変わりません。

搾ったばかりの砂糖水は緑色。純粋な砂糖を作るには、アク抜きが必要です。およそ2時間、この作業に職人たちは神経を研ぎ澄ませます。
アクを取った砂糖水です。さらに水分を取り除き、「よこすかしろ」に生まれ変わります。
これが不純物を取り除いた「よこすかしろ」の糖蜜です。「よこすかしろ」はその使われ方により、精製の段階が異なります。
大須賀町にある、老舗の和菓子屋。伝統的和菓子に深みを加えるのは、この「よこすかしろ」です。
出来上がったのは、べっ甲色の羊羹です。コクのある、味の深い羊羹です。

糖蜜は、冷やすことで砂糖に変わります。「陶漏(とうろう)」と呼ばれる素焼きの器。この器で急激に冷やすことで、砂糖の結晶をつくるのです。先祖代々伝わる、砂糖作りの知恵です。

この黄金色の結晶には、先人たちの知恵と、遠州横須賀の自然の味が詰まっています。




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