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6月9日 医療は今(2)「ドクターヘリ」
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心肺停止や大量出血などの危険な状態にある病人への救急医療を行うための"医師派遣システム"ドクターヘリ−。

ヘリで医師を派遣する事で、現場から治療を始めること、これがドクターヘリの一番の目的です。

浜松市の聖隷三方原病院では、平成13年10月から国と県から補助金を受け、正式に"ドクターヘリ"の運航を開始しました。

大井川より西側の中部・西部地区をカバーする"ドクターヘリ"の出動回数、平成14年度には560回を数え、全国でもトップクラスとなります。

560回の出動のうち、病院まで搬送された患者の半分以上は、入院後回復するなど一命を取り留めました。

最近の傾向では、交通事故によるケガ、心筋梗塞、脳梗塞といったもので、緊急の治療を要する症例が中心です。

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佐久間町に住む50代の女性を取材しました。

去年この女性は勤務先で体調不良を訴え、ドクターヘリで浜松市の病院に搬送されました。

山道が続く佐久間町、浜松市まで車だと1時間半以上かかりますが、ヘリを使ったため、わずか15分で病院に着くことができ、迅速な診療を受けることが可能となりました。

しかしこのドクターヘリ、着陸場所にかなりの制限があります。

例えば、大きな事故が想定される東名高速道路は、走行車線はもちろん、サービスエリアでも着陸場所は限られていて、聖隷三方原病院の岡田眞人院長補佐は、着陸場所の確保の拡大を必要としています。

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出入り口が限定されている高速道路での事故は、救急車が現場に到着するのに時間がかかります。

それだけに、ドクターヘリの必要性が高まるのですが、いまのところ県内では、浜名湖SAのみ着陸が可能となっています。

日本道路公団によると、敷地の面積や安全面などの問題で、容易には確保できないということです。

また、この"ドクターヘリ"、現在は西部が主な対象区域となっているのですが、東部・中部では県の防災ヘリや神奈川県のドクターヘリで補っていて、東部や中部にもドクターヘリの配置を望む声もあります。

厚生労働省にヘリの二機目の配備を要請している、県の大橋徳治医療室長は「静岡県全域が防災強化地域に指定されているという特殊事情をふまえると二機目は必要」と訴えていました。

救命率の向上に不可欠なのは、医師による現場での迅速な治療。

その迅速な治療のためにも、いま、着陸地の確保など環境面で整備が求められています。




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