
| 今月の特集 |
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| 8月25日 国体(4) 「もてなしの心『民泊』」 | |
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| 『NEW!!わかふじ国体』夏季大会、天竜市ではボート競技が行われます。およそ460人が参加するボート競技ですが、天竜市内にある宿泊施設では収容しきれず選手や監督たちは、一般家庭に宿泊する「民泊」になります。
「民泊」には、朝晩の食事のほか、入浴・宿泊の世話までする「完全民泊」と、食事は公民館など公共施設で取り、入浴・宿泊のみの世話をする「共同調理民泊」とがあります。 どちらも提供する食事は、県が作成した標準献立に沿ったものです。昨年度から、県が、標準献立の研修会を各地で開き、素地を作ってきました。とくに天竜市の場合、12年前に行われた平成3年の高校総体でも民泊を受け入れた家庭もあったため、大きな問題はありませんでした。 | |
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天竜市は大きく分けて6地区に分かれていますが、競技会場から車で30分以内の4地区のおよそ130件の家庭で、今回、民泊を受け入れます。 7月29日には、竜川地区の調理講習会にお邪魔しました。地区の主婦の皆さんが、地元の料理店ご主人からプロのアドバイスを受けながら、実際に標準献立作りに取り組みました。 |
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| 朝食担当班、夕食担当班に分かれての実習でしたが、流石、家庭の主婦の皆さんだけあって手際がよく、アッという間に、美味しそうな料理の数々が出来上がりました。 地元で取れたシメジ・シイタケ・キュウリなど山菜や野菜をふんだんに使ったメニューがあるかと思えば、浜名湖特産のうなぎの蒲焼を使ったメニューも登場。中には、乾燥したタピオカを使った「タピオカフルーツ」もあったものの、「こんな素材、初めて見た」という中年女性の声も聞かれました。 9月とはいえ、毎年、気温の高い天竜市。選手たちは汗だくになって帰ってきます。牛肉としめじの炒め物を作った女性は「選手たちは汗をかいてくるので、もう少し塩分を多くしても良かったかな」と、標準献立に沿った調味料の配分に、工夫が必要だと話していました。 |
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この研修会にも参加していた青山さんのお宅に、伺いました。平3総体の際にも、京都府の女子選手1人とコーチ・監督を泊めた経験のある青山さんご一家。この日は、ご主人の敏郎さん、奥様の洋子さん、ご主人のお母さん・英子さんの3人が出迎えてくれました。平3総体の時は、3人のお子さんもまだ小さく、選手たちとの触れあいが強く思い出に残っているそうです。 |
| ある日、青山さん宅の庭に、タヌキが出没!それを見た選手が「あっ、タヌキがいてはる」と言った言葉が、当時6年生の次女・祥子さんには強く残っていたようで、作文に当時の模様を綴ったそうです。また総体メニューの練習を繰り返す洋子さんの料理を、何度も食べさせられたとも振り返っていました。 |
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ご主人の敏郎さんは中学校の校長をされています。今回の『NEW!!わかふじ国体』には教え子や知人なども出場するとのことで、応援に行く際にも迷うのでは?との問いかけに、「前回も迷ったが、やっぱり一緒のご飯を食べた選手が可愛くてね」と目を細めていました。ご主人のお母さん・英子さんは、「前回、インターハイで泊まってくれた選手たちが、その後亡くなった主人のお参りにきてくれたんですよ」と嬉しそうに話す様子は、伺っているだけでも心温まる思いでした。 |
| 奥様の洋子さんは「お出しする料理は、標準献立が中心ですが、我が家に若い方が泊まる時にお出しする好評メニューも加えてお出ししたい」と話してくれました。 | ![]() |
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その一部ですが、うなぎとサクラエビのチラシ寿司、軟らかい豚の角煮、。地元で捕れたあゆの空揚げなどなど。 |
| なかでも朝食には欠かさないだろうというのが、ご主人特製の「出汁巻き玉子」。 ご相伴にあずかったのですが、素人離れした焼き加減と味の良さ。朝から元気モリモリになりそうな美味しさでした。 |
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| 共同調理で合宿所の雰囲気での食事も良し、家庭的な雰囲気での食事もまた良し。あたたかな団欒の風景が思い浮かびます。 敏郎さんは「国体は何度も出られるものではないと思う。でも、あのとき、あの家で、あんなものを食べさせてもらって頑張ることが出来たよなぁ、と選手が思ってくれたらいいですね」と楽しそうに話してくれました。 夏季大会は天竜市のみで行われる「民泊」、秋季大会は袋井市や豊田町など6市町で行われます。『NEW!!わかふじ国体』では、どんな出会いが待っているのでしょうか? |
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