テレビ夕刊
今月の特集
映像詩 富士山

12月1日 ターゲットは中高年(1)「音楽業界」
ビジネス業界では今年、中高年をターゲットにしたビジネス戦略が注目された。

世の中の景気は、なかなか思うようには、上向かない。特に若い人々の財布のヒモは、堅いそうだ。
そこで、目を付けられたのが「中高年」だ。

高度成長期に電化製品や車を買いまくったのがこの世代だ。

バブル景気では、海外でブランド品のバッグやクツ、美術品、それに、不動産に手を出したのも、この年代。
ニューヨークのエンパイアステートビルが、日本資本に買われ、アメリカ人の怒りをかったなど、今は夢のよう。
そう、「消費は美徳」として育ったこの年代は、お金を使うのが好きなのだと言う。
ここに注目した業界のひとつが、音楽業界だ。
CDショップでは、懐かしの歌謡曲、ポップスのコーナーが人気だ。実際、ピンクレディーや山口百恵さんの作品を手に取る、中高年の姿を私は見た。吉田拓郎さんや、かぐや姫などのフォークも根強い人気がある。

最近出されたビートルズのCDも、中高年層を中心に、順調な売れ行きを見せている。懐かしさを感じさせる新譜にも、手を伸ばしているという。
とはいえ、リストラに苦しみ、老後に不安を抱えているのも、この年代。
なんでも買うというものではないらしい。「本物である」ことが、その条件のひとつだ。
いろいろなものを買ってきたこの年代の目は、肥えている。

業界のキーワードは、「背中を押す」。
本物を、どう提示するかがポイントなのだという。
ベビー・ブーム前後に生まれた年代が、再び数にものを言わせ、時代の主役に躍り出るのか。

中高年が、個人消費を刺激するかどうかは未知数だが、ぜひとも、本物を見極める底力をみせ、世のなか全体を良くして欲しい。
お願いしま〜す。


特集バックナンバー
テレビ夕刊TOPへ戻る