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12月22日 ターゲットは中高年(4)「オートバイ業界の戦略は…」
4回目は、県西部の大手二輪メーカーの戦略と、ツーリングを趣味とする中高年を取材しました。
中高年が今、熱い視線をおくっているビッグスクーター。
スクーターといえば一般的に50CCを思い浮かべますが、250CCなど排気量の大きいものがビッグスクーターです。

今年10月に開催された「東京モーターショー」のヤマハ発動機のブースには、来年の発売を予定しているビッグスクーターの『グランドマジェスティ』がありました。

現行よりもさらに大人向けに造られたニューラインです。ヤマハ発動機のスクーター部門を取材しました。

「高速時の操案性、悪路走破性、ガソリンワンチャージの走行距離のアップ…。」
プロジェクトリーダーの高橋博幸さんは、週末にレジャーを楽しむ中高年のためのポイントを挙げます。
デザイン担当の松野安時さんは、
「若い人はこうでなくてはならないというこだわりがあるが、我々の歳になるとまぁいいかというのが多い反面、こだわる部分が基本機能になってくる。基本機能をとにかくあげよう。」といいます。

プロジェクトチームが重要視したのは乗りやすさと便利さです。

NEWラインのビッグスクーター。
シート下の収納スペースにA3サイズの鞄が入るようにし、5つあったメーターも2つにまとめ、見やすいサイズにしました。

「快適な通勤、週末のレジャーツーリング等に使っていただける、大人の幅広いニーズに応えるような造りこみにしています。」と、プロジェクトリーダーの高橋博幸さん。
中高年から若者まで幅広い層に人気のビッグスクーター。各二輪メーカー注目の市場となっています。

こういったスクーターは、今や125cc〜250cc未満クラスの代表的存在です。しかし値段は50万円前後と同じ排気量のオートバイより割高です。

ですが川嶋モータースの川嶋登志久専務は、「値段が高くても生活の中や趣味の中に満足できれば、決して高い買い物じゃないと思います。」。
中高年の青春時代にあたる1980年代前後。
自然との一体感を求めたこの時代、「風を感じる」爽快感が若者に受け、オートバイはブームとなりました。
高須則明さん62歳は、4年前にビッグスクーターを購入し、現在は3台目に乗っています。
「やっぱり長距離運転が楽ですしね、特にシートバックがあって運転姿勢が楽なもので。」と、ビッグスクーターの利点を話す高須さんの趣味は、ビッグスクーターでのツーリング。

高須さんは、40代から60代のツーリング仲間を集め、愛知県へ向かいました。コーナーやスピードなどの運転技術を楽しむのではなく、高須さんたちは流れる景色や旅先での時間を楽しみます。

その他、53歳会社員は、「若かった頃を思い出せて楽しい。」といい、49歳公務員は、「オートバイの中では最先端のビッグスクーターに乗りたかった。」といいます。
オートバイブームを経験している中高年がビッグスクーターの需要を拡大させています。
商品の付加価値をどれだけ消費者のライフスタイルとマッチさせるのかに、中高年の心をくすぐる鍵がありそうです。


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