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6月28日 川と共に生きる(4) 「天竜舟り」
 
遠州天竜下りの船頭さん、内山志賀次さん(73歳)は、天竜市横山で生まれ、若い頃は筏に乗り、天竜川を下り、今でも、「天竜下り」の現役の船頭として活躍しています。
まさに、天竜川で産湯を使い、天竜川と供に生きてきた生粋の「天竜っ子」。
昔、ダムができる前は、天竜川は、山間の村と河口の町を結ぶ重要な水上交通路として、筏や帆船が行き交い、多くの物資が運ばれていました。

戦後の住宅復興時には、天竜の木材の需要が増して、木材を組んだ筏が盛んに天竜川の急流を下ったと言われています。
その時、筏師と活躍した内山さんですが、当時の天竜川には、「死人岩」や「狭石」等と呼ばれた難所が待ち構えていて、大勢の命が失われました。内山さんも当時を振り返りながら、川の中に投げ出された思い出話を語ってくれました。

「暴れ天竜」と恐れられた「天竜川」ですが、ダムができてその面影は、見られなくなりました。
それでも、台風や大雨のときの増水時には、その姿を現します。
川を知り尽くした内山さんは、言います。
「お客さんを扱う商売、川を見くびっちゃいけない、川は怖いよ・・・」
これからも川とともに生きていきます。


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