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10月4日 食を考える(1) 「トレーサビリティ」
BSE問題や、食品の偽装表示問題などを受け、食品の安全には関心が高まっています。

そんな中、注目を集めつつある言葉が「トレーサビリティ」。

これは、食品がどこで生産され、加工され、どう流通したのかを追跡できるようにしようという取り組みです。

BSE問題を受けて、現在、国内の牛にはすべて10桁の「個体識別番号」がつけられていますが、これが、今年12月からは消費者の手に届くまで表示されることになります。

こうした取り組みをきちんと実施するためには、それなりの苦労やコストがかかります。

こちらの食品会社では、トレーサビリティが正しく行われているか、不正や、ミスによる間違いが起きないかどうか、本社から監視できる、独自のシステムを作っています。

法律があり、国レベルでの取り組みが行われているのは、今のところ、牛肉についてだけですが、現在、様々なジャンルでこの「トレーサビリティ」への取り組みが行われつつあります。
県の代表的な産品、お茶もそのひとつ。今年の春には、携帯電話で生産履歴がわかる、その名も「トレーサびり茶(てぃー)」というお茶も発売されました。
専用のパソコンなど、それなりにコストもかかるうえ、高齢者も多い農家に細かいシステムを理解してもらうのは簡単ではありませんが、食の安全に対する関心が高まる中、生産者としては効果に期待しています。
現在、お茶業界全体でも、静岡県独自のトレーサビリティへの取り組みが行われています。
トレーサビリティは、関心が高まる「食の安全」に、生産者側としても応えていこうというものですが、
 ●生産者側が詳しい情報を公開しても、消費者には解りにくい。
 ●国レベルの管理などは牛肉のみで、今後、トレーサビリティについてもウソやごまかしが行われる可能性は否定できない。
…といった課題もありそうです。

お米、ほうれん草、にんじんなど、さまざまな農産物で試みがはじまっている
「トレーサビリティ」。消費者の側も、関心を持って見守る必要がありそうです。


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