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10月18日 食を考える(3) 「食で健康な体作り」
長寿社会を迎え、健康に対する関心が高まる中、病気を治療する医療の分野ばかりでなく 病気を未然に防ぐ、食の面からアプローチする研究が最近、積極的に進められています。

沼津工業技術センターでは今年から野菜や魚などが持つ物質の働きで乳がんを予防しようという研究に乗り出しました。

この研究所では、これまでの研究で女性ホルモンを作る酵素と同じ働きをするステロイドスルファターゼという酵素を、海水の中から発見しました。

このステロイドスルファターゼは、女性ホルモンを活性化させて、乳がんを発生・増殖させる原因の一つであると考えられています。

このステロイドスルファターゼの働きを抑制する物質を見つければ、乳がんの発生や増殖を防げる訳です。

工業技術センターでは、これからその酵素の働きを抑制する物質を探す研究に入ります。

店頭に並ぶ、さまざまな食品。最近、この中にこうしたシールが張られていることを知ってますか?

これは特定保健用食品のマークで、厚生労働省が1991年から取り入れた許可制度です。生活習慣病などを防ぐように、工夫された食品であることを示しています。

例えば、コレステロールを下げる油、血糖値を抑制する茶、腸の働きを整える乳酸飲料…。中には納豆などの大豆商品もあります。
沼津市にあるパン工場ではこの特保の認定商品を食パンでは全国で初めて発売しました。

そのパンには、消化しにくい特別なでんぷん(難消化性でんぷん)を含んでいて、整腸作用があり、便秘解消に効果があることから、若い女性をターゲットに開発されました。
特定保健用食品の許可商品は食品業界全体でおよそ400品目を数え市場は去年までに5600億円に上るなどますます拡大しています。

食品というと、これまでは体を維持する栄養や食事を楽しむ味覚に重点が置かれていましたが、老化防止や病気予防を含めた「健康作り」というキーワードが今後はさらに注目されそうです。


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