| 今月の特集 |
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| 11月8日 医療を考える『少子化の波紋』(2) 「産婦人科からの視点」 | |
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志太榛原地域では、産婦人科医の不足で、出産を取り扱う病院が減っていて、少子化よりも出産環境の確保が課題となっています。 |
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出産を扱う病院は、平成5年には16軒だったのが半分に減りました。志太榛原地区の産婦人科の休診は深刻です。 |
| こうした状況を受けて今年8月、「地域のお産を考える」フォーラムが島田市で開かれました。フォーラムでは、参加した医師、自治体、市民が医師不足の中で安心して出産するためにはどうしたら良いか意見が交わされました。そして、一つの試みとして病院の連携があげられました。 |
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島田市民病院は、今年9月から産婦人科が休診となりました。 |
| 再開の目途は立っていませんが、地域の中核病院としての役割をNICUの充実で担っています。そして、開業医のところで産まれた未熟児、問題のある赤ちゃんを預かってケアする、バックアップ体制を整えています。 |
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島田市民病院の病院長の西村さんは、全ての科をもっている総合病院の時代は今がピークで、これからは専門分化していって、何科はどこの病院、という役割分担が進んで、機能的な役割分担が行われていくのでは、と話していました。 |
では、個人病院はどんな連携を模索しているのでしょうか。フォーラムに参加した焼津市の前田産科婦人科医院です。11年前に開業、地域に密着し、多くの赤ちゃんを取り上げてきました。 |
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医院長の前田さんは、開業医にとってリスクの高い出産は難しいので、総合病院に振り分けるかわりに、残った比較的安全なお産は開業医でカバーしていけば、総合病院に余力が生じるのでは、と話していました。そして、患者を取り合うのではなく、うまく住み分けていくことが、数少ない医者の中でなんとかやりくり出来る方法ではないか、と話していました。 |
| 休診が2年近く続いた榛原総合病院ですが、来年4月から分娩が再開される事になりました。現在、二人の産婦人科医が、外来診療に当たっています。10月に赴任した田中晶医師です。田中医師は、生命の誕生に感銘を受け産婦人科医になったといいます。 | ![]() |
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榛原総合病院の田中医師は、再開したという事を知って、ちょっとした症状でも気軽に受診してくれる患者や、出産を近いところで出来るという妊婦がいることから、再開して良かったと話してくれました。 |
| 以前、榛原総合病院で出産した女性は、何かあった時に緊急の対応をしてくれるし、一人目もこの病院で産んでいるので、スタッフもよく知っていて安心できると話していました。 | |
榛原総合病院の茂原病院長は、母親達は好んで少子化にしている(子供を1人か2人産んでやめようと考えている)のではなく、環境がそうさせているのではないかと話していました。そして、地域としてお子さんを見れる様な環境を作ると、自然とお産や子供さんの数は増えるではないかと言っていました。 |
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産婦人科の不足は全国的な問題となりつつあります。国が有効な解決策を打ち出せない今、地域で協力しあって安心して出産できる環境を整えていかなければ、医師不足も少子化も解決しません。 |