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2月14日 働くって何?(2) 「派遣社員はいま」

今回は、ここ数年、急増している派遣社員やフリーターたちが置かれている現状について取材しました。

先月23日、沼津市で労働相談会が開かれました。相談を受けているのは菅原良子さん。去年12月、派遣社員やフリーターなど、非正社員の青年たちで組織する労働組合「静岡青年ユニオン」を富士市で立ち上げました。解雇や賃金の問題などを抱える、派遣社員の労働環境の改善を求め、企業側と団体交渉しています。

「期間の定めがある雇用とない雇用では、精神的な負担が違うと思う。会社に嫌気がさして辞めて、次の会社に移っても、また同じ問題にあたって辞めて、フリーターになってしまう。そのうち、就職活動も面倒臭くなってNEETになってしまう現状がある。」と菅原さんは話していました。

県の抽出調査によりますと、県内では現在、およそ32万人の非正社員がいます。これは労働者全体の1/4ほどを占めています。5年前の調査に比べ、7ポイントほど増えています。

相談会では、派遣社員からの相談が多く寄せられていました。例えば、社会保険の未加入についてや、社員食堂で食べさせてもらえない、などです。

県の行っている労働相談会で、去年寄せられた相談件数のうち、派遣社員の相談は、83件。前の年の46件と比べ、およそ2倍に増えています。

富士市に住む、28歳の派遣社員の女性を訪ねました。この女性は去年、市内の派遣会社に登録し、現在は富士宮市の工場で、週に5日、化粧品の梱包作業などの仕事をしています。

この女性は、「来月は仕事があるのか無いのか、今回の仕事は忙しいのかどうなのか、という情報が派遣社員には、なかなかおりてこないし、仕事や残業の有無は、収入に大きく影響してくる。」と話していて、不安を抱えながら仕事をしていると言っていました。

この女性の給料は、月平均で11万〜13万円。派遣の仕事だけではやっていけないため、夜は寿司屋でアルバイトをしています。

この女性は、「調整で休んで下さいと言われれば、給料がもらえない。自分の活動や趣味でやりたいこともある。食費が出なくなってしまうと大変なので、バイトを見つけて、そこの収入と足して生活している。」と話していました。

以前は、老人福祉施設で正社員として働いていた彼女ですが、経営者側と意見が合わず、辞めざるを得なくなりました。本当は介護の仕事をしたいと、今は勉強の毎日です。

この女性は、正社員として働きたい。資格を持っているので、資格を活かせる現場で働きたい、と言っていました。取材した日も、彼女はアルバイト先の寿司屋に向かいました。
不景気の流れを受け、多くの企業が、派遣社員などの非正社員を増やし、重要な戦力になってきたにもかかわらず、正社員との待遇の格差は、依然著しいのが現状です。働かない若者やNEETを生み出しかねない、こうした状況を社会全体が考えていかねばなりません。



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