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3月7日 子供を守れ(1) 「学校警備の現場と悩み」

大阪の池田小学校や寝屋川中央小学校のような教育現場での悲惨な事件が後を絶ちません。今回は安全管理に対する学校の悩みを取材しました。

相次ぐ学校での悲惨な事件。不審者から子供を守るため学校はいま大きく変わりつつあります。

ICタグをランドセルに取り付け、登下校を確認する学校や、校門をオートロック化する地区など様々です。

県内の学校でも不審者の侵入を想定し、さすまたを使った訓練を繰り返し行うようになりました。


文部科学省が調査した安全管理への取り組み状況です。教職員、子どもが訓練を実施した県内の小中学校はそれぞれ90%と80%あまりで、いずれも全国平均を上回りました。しかし、防犯カメラやセンサーなど監視システムなどハード面についての整備は全国平均を下回りました。

県教委の体育保健課の斉藤直治健康教育班長によりますと、特に学校独自のマニュアルを作っているところが91%とソフト面は非常にいい結果ですが、ハード面が全国に比べ、やや遅れている、と指摘していました。

浜松市の静岡大学教育学部附属浜松小学校では正門にガードマンを配置して、常に不審者に目を光らせています。

全ての教室には、非常時を職員室に知らせるボタンがあり、敷地内には、死角となる校庭の中まで監視カメラを設置するなど、徹底した管理体制を敷いています。


静大付属浜松小の柴田有年副校長は、子どもの命を預かっているのが一番の課題ですので、子どもの安全を考え、そのための努力をソフト、ハードの両面から充実させることが大事で、『地域に開かれるべき』という点についてはホームページなどで情報開示できると柴田副校長は話していました。

一方、静岡市の中心部に位置する伝馬町小学校です。この学校のグラウンドのほぼ半分は公園となっていて、誰でも簡単に出入りできます。

昼間には様々な人が公園を利用し、境界線はないようなものです。伝馬町小学校の、ある児童は、普通の人でも簡単に入れるので、危険を感じることもある、と話していました。

伝馬町小学校の幾田光男校長は、フェンスやネット張れないため、不審者から子供を守ることが難しいと感じています。

そこで発想を逆転させて、PTAや地域の方など、人をたくさん校内に入れて、不審者が入れないような状況を作り出そうと考えています。

しかし、大阪の池田小学校の事件などを受けて、グラウンドから校舎内への侵入を見張るため、監視カメラを去年設置しました。しかし、幾田校長は、いくら抑止力を高めても、本当に入ろうと思えば入ることができると、不安を感じていました。

県教委の体育保健課の斉藤直治健康教育班長は、機械だけで防犯体制が出来るわけではないので、地域の人と安全体制を作らなければ、と感じています。

「安全管理」と「地域への開放」。重要なこの二つことに、どう折り合いをつけるべきか、学校は模索を続けています。



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