テレビ夕刊
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3月14日 子供を守れ(2) 「みんなで目を光らせろ」

今回は、地域で子どもたちをどのように守ればいいのか、清水町と富士市での取り組みを取材しました。

清水町の午後の下校風景です。ランドセルを背負って下校する子どもたちを見守るように、警備会社から派遣されたガードマンが、学校周辺を巡回しています。

清水町ではおととし、不審者の報告が相次ぎました。そこで町は、昨年度から地域に警備員を派遣する事業を始めました。年間の委託費用はおよそ160万円。すべて町の予算でまかなっています。

清水町教育委員会 犬塚正登 教育長は、「過去に、子供たちが不審者に声をかけられたことがあるので、行政としても何らかの対策を講じなくてはならない。プロに任せることによって、抑止効果が現れることを期待している。」と話していました。

清水町には、公立の幼稚園と小中学校が9校ありますが、町役場を拠点に、朝夕の登下校時に合わせて、ガードマンがパトロールをしています。

ガードマンは、不審者が建物の影など人目につかないところを注意しています。学校や地域からの不審者情報があった場所では、重点的に警戒に当たります。

万一、緊急事態が発生した時は、警備会社から応援が駆けつけることになっています。しかし、今のところ巡回している警備員は一人だけです。

清水町では、パトロールを始めた昨年度に、女子児童が車に連れ込まれそうになったり、声をかけられるといった、不審者の情報は年間10件ありました。今年度も同じ10件で、数字上は変わりがないのが実情です。

犬塚教育長は、対策は十分とは言えないが、財政的に苦しいので、予算を考える、どこまで出来るかと、話していました。
一方、富士市では、地域ぐるみで防犯活動に取り組んでいる地区があります。

富士南地区の住民有志でつくる「子ども達を守る会」は、会員がそれぞれ「防犯パトロール中」と書いたマグネットステッカーを貼った車で巡回しています。

「富士南子ども達を守る会」の実石 方尋 会長は、全国的に子どもを狙う事件が起きているし、児童数が多いので、いつでも犯罪に巻き込まれる可能性があると、危機感を感じていました。

活動はパトロールだけに留まりません。朝の声かけ運動もその一つです。そろいのジャンパーを着た会員が交差点などの通学路に立ち、登校する子どもたち一人一人と、積極的にあいさつをかわします。週に一回は、会員が交代で地元の小学校を巡回します。教師に代わって、空き教室の様子などを点検して回ります。

富士南小学校の角田 幸彦 教頭は、全職員で定期的に見回りをしていますが、不十分なため、地域の人に、常に目を光らせてもらっていて、大変助かっている、と話していました。

実石会長は、人の目による抑止力を働かせることしかできなないが、地味ではあるが、息の長い活動をすることが肝要であると感じています。

子どもたちをめぐる安全神話の崩壊に地域も戸惑いつつ、強い危機感を感じ懸命に対策を見出そうとしています。



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